床鳴りで最も多いケースは、収縮や膨張が原因でフローリング接合部(実)に発生する実鳴りです。
※実とは、床材のジョイント部の最も代表的な接合方法『本実継ぎ』をする場合の加工部分の名称です。出っ張り部分を雄実、切りしゃくった溝部分を雌実と呼び、施工の際雄実側に隠し釘を打って固定しながら継ぎ張りしていきます。
実鳴りは、雄実と雌実が収縮や膨張の原因により擦れ合って発生します。
実鳴りをリペアするには、実に『床鳴り止まるんです』(実鳴り止め専用補修剤)を流し込み、擦れ部分に柔軟性をもたせる事により、摩擦を軽減して実鳴りを抑えます。
『床鳴りには原因不明のものも多く、全ての床鳴りが完全に防げるとは限りません。
本製品ご使用後も床鳴りが解消できない場合は、専門業者へのご相談をお奨めします。』
■『床鳴り止まるんです』作業方法
床鳴りが起こっている箇所を確認し、フロアの継ぎ目(実)に沿って床鳴り止るんですを流し込みます。周囲に広げないように流し入れて下さい。
周囲に付いてしまった液体を拭き取り完了です。